嫌いな色が最強の味方になる?

こんにちは。関口智恵です。

昔、はやった音楽を聴くと、その時代が走馬灯のように思い出されることは、どなたでも経験されたことがあると思います。色も同様に、アルバムを開くとカラーの写真が貼られていますが、私たちの記憶にも「色」がついています。

小さいときの楽しかった出来事、その思い出は、色彩と一緒に記憶されているんです。なぜその色が好きになったか、なんてことは普段忘れています。しかしその記憶を紐解いてみると、そこには何らかのきっかけとなる出来事があります。

 逆に嫌いな色もそうです。悲しい出来事、つらい出来事から生まれた色。

特に「大嫌い」という色は、必ず嫌いになった原因があります。

 その不快に思っている色が、なぜ嫌いになったのか、その原因とむきあうことで、過去のトラウマ、未解決の感情を解放するきっかけになるんです。

未解決の感情というのは、普段は、封印しています。なぜなら「忘れる」ことは、人間の防御本能ですから。だけど、その「すりこみ」だけは、残っています。

 「自分を変えたい」と思っていても、どう変えたらいいのか、何をすればいいのか、わからないかたが、ほとんどです。

しかし、「苦手な色」から、自分の未解決の感情やトラウマが浄化できるって、すごいと思いませんか?

 そして、未解決の感情やトラウマに気づくことができるだけで、実は、変化・変容のプロセスは、はじまっているのです。

たとえば、カラーヒーリングセッションにお見えになったA子さんの苦手な色は「赤」でした。

苦手な理由は「目立つから」ということでした。

もっと深く「赤」についての思い出を紐解いていただくと、赤は、A子さんのお母さんが嫌いな色だったことを思い出しました。A子さんは、大好きなお母さんから嫌われたくないので、小さい頃は、お母さんの嫌いな赤に手をのばすことは、なかったそうです。

そして中学2年生の頃、どうしても髪に飾る赤いリボンが欲しくて、買ったところ、お母さんから、「そんな派手なリボンして。恥ずかしいから、やめなさい」と、怒られたそうです。しかし、それは、遠い日の思い出。いまやA子さんは、立派な成人した大人です。

赤いリボンの出来事は、A子さん自身も、すっかり忘れていらっしゃいました。

しかし、なぜ自分が赤色があまり好きではないのか、その原因がわかると、とてもスッキリして、とにかく赤いモノが欲しくなり、今は、赤い雑貨が、どんどん増えているそうです。赤いモノが増えるにしたがって、A子さんは、人から注目される快感をおぼえ、「以前と比べて、とても活動的になった気がします」とおっしゃていました。

 今まで、苦手だと思っていた赤。なぜその色が苦手か、なんてことは、普段、私たちは、全く気にしていません。

 しかし、その理由を紐解くことで、過去の未解決の感情から解放され、あらたな自分を発見することができるのです。

  

「色、中でも私たちが一番不快になる色が、最強の味方になることもあり得るし、過去に受けた未解決の感情のトラウマに近づく手段にそれを使うことができるかもしれない。」

引用:「光の医学」ジェイコブ・リバーマン