2020年オリンピックと陸上トラックがなぜ青色なのか?

こんにちは。関口智恵です。

2020年オリンピック開催地が、東京に決まりましたね。

新たなスポーツ施設、宿泊施設など、経済効果はすごそうです。ぜひそのお金を震災復興支援、自然エネルギーの開発へと使っていただきたいものです。

国から選ばれた選手たちがしのぎをけずるオリンピックですが、超一流選手ともなると、技術的なものだけではなく、ちょっとしたメンタリティの違いが勝利の明暗をわけるということも少なくないようです。

メンタルに影響を及ぼす力があるのは、まさに「色」なんですよね。

たとえば2009年世界陸上ベルリン大会以降、全天候型ウレタン舗装のトラックの色が青色になった競技場が増えました。今までは土をイメージしてか、レンガ色でしたよね。現在は日本にある約470ヶ所の公認陸上競技場のうち、約30ヶ所が青色になっているそうです。

なぜ青色にしたかというと

脈拍、心拍、血圧を落ち着かせる効果を期待してではないでしょうか。

また青色は、空・海・地球を連想させる色でもありますし。

結果的に集中できます。

但し1つ注意点があります。

 

トラックの色あいが、選手たちによって見慣れている色なのか否かということです。

なぜかというと、アメリカの色彩学者ジャッド(D.B.Judd;1900- 1972)の色彩調和論の中に「なじみの原理」というのがあります。自然界にみられる色や、見慣れている配色は調和するんですね。なので、空・海といった自然界に見られる青色であれば、落ち着けるでしょうが、やはり無機質なウルタン塗装での青色ですから、限界はあると思います。

また日常的に練習しているトラックが何色かによっても、その違和感は異なります。自分の国ではレンガ色のトラックで練習しているのに、オリンピックでは青色だと、それは「なじみ」ではなくなるわけです。

色が心身ともに影響を及ぼしているのは、まぎれもない事実なのですが、

トラックの色を変えるといった物理的な変化だけではなく、たとえば、色の呼吸(キュアカラーブリージング)は、目に見えませんがその効果は、よほどビックリするくらい鈍感な人でない限り、わかりやすく効果を実感できるでしょう。

2020年夏休み期間中に開催されるオリンピック。

国民の士気が高まるのはいいことですが、地に足をつけて今を悔いのないように生きていきたいですね。