ゲーテ「色彩論」なぜ青色が闇の色なのか? ゲーテの「色彩論」は、「愛情論」

こんにちは。関口智恵です。

ゲーテの「色彩論」では、光に近い色を黄色。闇に近い色を青色と位置づけられています。

世界で男女問わず一番好かれている青色が、闇の色というのは、意外なかたも多いのではないでしょうか?

現在の色彩の世界では、<青色は、海・空・地球の象徴色ということもあり、誰からも好かれる色>と言われています。

でも、私は、(闇の色=青色)も、しみじみと心に深くしみるんですよね。それはある映画を思い浮かべるからなんです。

その映画は「ベティ・ブルー」です。

私が、特に20代のときに大好きだった映画です。

 「ベティ・ブルー」は何回見てもそのたびに、「愛」って悲しいものだと実感する、とても心が痛くなる作品です。タイトルをみてもわかるように「ブルー」はこの作品のキーワードとなる色で、独特の青みを帯びるシーンが何度もでてきます。海の深いブルーは、一歩そこに踏み込むと消えてしまうかもしれない、生と死の間をつなぐ水の領域。もう一方でとても明るい空のブルーも印象的です。最後のシーンで、青空を背に笑っている幸せだった頃の2人の写真がうつる。でもその青さに泣きたくなります。 

愛情は、ときとして狂気にかわります。愛しすぎるが故の狂気は、誰もが持っている危うさです。ベティは、特別な女の子ではなく、誰の心にも存在するのかもしれません。

 

いろんな愛のカタチがありますが、色彩も色相だけでなく、彩度、明度によっても、感じ方はそれぞれです。

特に「青色」は、色のトーンによって、幸せの色でもあるし、暗くて深い海の底のような生きているけれど心は死んでいるような・・・そんな色にもなります。

ゲーテは、恋多き男性だったようですが、だからこそ人間のいろんな「愛」の奥深さを小説でも詩でも戯曲でもない「色彩論」にさえ、直接的にではないけれど、感受性豊かに描かれているのではないでしょうか。

私は、ゲーテの学術的で高尚な「色彩論」は、実はゲーテの「愛情論」をすごく感じます。

 ゲーテに会いたかったです☆

*あくまでも私の個人的な見解&私の「感じ方」です。

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